わたしの双極性障害遍歴

わたしの双極性障害遍歴

前回の記事で書いた通り、私は双極性障害である。

双極性障害とはいわゆる躁うつ病というやつで、躁期とうつ期が交互に現れるという症状が特徴的だ。

双極性障害は診断が難しいとされていて、うつ期に診断を受けると間違ってうつ病と診断されてしまい、うつ病用の薬を飲むと一気に躁転してしまい、とても危険であるという。

今回はどんな経緯で症状が発覚したのかについて書きたいと思う。

学生時代~躁期

今思い返してみると、はじめに症状が出たのは大学時代であった。

就職を控え、卒論研究に励んでいた時のことである。

突然、強い焦燥感に襲われて自宅の部屋に居れなくなってしまったことがあった。

外を歩き回って落ち着くまで待たなくてはならず、なんだか変な違和感を体に感じていた。

そして、同時期にイライラが止まらなくなって非常に攻撃的な性格になった。

元々、おとなしくて落ち着いた性格だったのだが、ふとしたことで感情をコントロールできなくなって些細な事で喧嘩をしたり、人前で怒鳴り散らしたりするようなことが頻発した。

寝つきが悪くなったので、酒をよく飲むようになって、べろべろになってようやく眠れるという事が続いた。

しかし、この時はまだ自分が双極性障害だとはみじんも思わず、急に性格が変わっただけかなと考えていた。

就職~うつ期

卒業し、食品メーカーに就職したものの、3交代勤務に身体が変調をきたし、突然うつになってしまった。

この時はじめて病院にかかるのだが、状況を説明すると「適応障害」と診断された。

適応障害は原因がわかっているうつ症状の事で、仕事が合わないのが原因だろうとされた。

そして、少し療養した後、派遣エンジニアとして化学分析の仕事に就き、少しづつ寛解していく。

しかし、徐々に仕事のストレスからか酒の量が増え、また原因不明の背中の痛みに苦しむことになる。

原因不明な背中の痛みも整体に通ったものの一向に良くならず、強いストレスで全体的に身体がおかしくなっているということだった。

躁転~退職~農業研修

そんな体調不良の中、急に気持ちが落ち込むことが全くなくなった。

躁転したのである。

躁になると無敵モードになって、落ち込まなくなる。

感覚としては、電源オフにするスイッチが壊れてずっとオンのままになっているような状態だ。

眠りも浅く、常に怒りっぽくてイライラしており、落ち着かない。

身体には負担がかかっているようで、この時期からじんましんに悩まされるようになった。

じんましんはひどい発作になると眼球の白目まで腫れて、まるで試合後のボクサーのように顔が変形するほどであった。

発作が出ると、病院で抗ヒスタミン剤の太い注射を打ってもらってようやく治まるという具合で、アレルギーを片っ端から調べてもらっても、ごくごく軽いスギ花粉症だということがわかったくらいで何の解決にもならなかった。

ただ、躁になると無敵モードで非常に強気になるので、このころ会社を辞めて、農業研修を開始した。

なお、双極性障害の患者は破産経験者が多いという。この無敵モードに入ると金遣いが荒くなり、いきなり無謀な事業を立ち上げては会社を潰したりするらしい。

やっかいな病気である。

しかし、この時はまだ自分が双極性障害だとは思っていない。

農業研修断念~うつ期~診断~寛解~仕事復帰

結局、農業研修は様々な理由で断念した。

そしてこれからどうやって生きていくか全く分からなくなってしまいとりあえず仕事を探しているうちに、うつ期に入った。

このうつがかなりひどくて、夜は眠れず、朝は起き上がれなくなってしまい、とりあえず相方のユメさんが先に仕事に復帰した。

そんなある日、ふと死のうと思ってドアノブにタオルをかけた時、タオルの長さが足りないことに気が付き急に我に返って、はじめてこれは病気だと思い病院に直行した。

いままでの出来事を話したら典型的な躁うつ病だと診断され、抗てんかん薬と睡眠薬を処方された。

そして、薬を飲んでいくうちに少しずつ寛解していった。

ちなみに、寛解という表現を使うのは双極性障害は一時的に症状が治まることはあっても完全に治ることはないからだそうだ。

そして身体が動くようになったので、自己判断で断薬し、また仕事に復帰したのである。

(ちなみに薬を飲んでいると朝起きれないので断薬した。この判断が正しかったのかはわからないが、いまのところは身体が動くので大丈夫という事だろう。)

なので、いまでも時々体調は悪くなるものの無理しないように気を付けており、いまのところはなんとか働けている。

しかし、いつまた具合が悪くなるか分からない。

だからなるべく早く資金を貯めて小屋暮らしに移行したい。

このように働けるときに働くスタイルしか事実上無理なので、Bライフは私にとっては天啓のようなものだ。

Bライフで生き残りたい。

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