生き辛さの原因。

なぜ生き辛いのか

小屋暮らしやミニマリストに興味を持っている人は、多かれ少なかれ現在の社会に生き辛さを感じている人が多いと思う。

生き辛さの原因は人それぞれ違うし、自分自身を顧みても複数の理由がこんがらがっていると思うので、これが「生き辛さの原因です」と万人に言えるものはおそらく見つからないだろう。

しかし、毎年自殺者数万人を出すこの国が誰にとっても生きやすい社会である、とはとても言えないと思う。

ここでは、社会的な生き辛さと個人的な生き辛さについて考えたい。

日本社会の生き辛さ

本田由紀『社会を結びなおす』において現状における問題点がわかりやすく指摘されていた。(日本一有名な(元)ニートphaさんの「持たない幸福論」で紹介されていた。)

その本によると、高度成長期に作られた「会社」「家族」「教育」の3つのシステムがたまたま一時期うまくかみ合ってしまったため、それが時代遅れになっても更新されず、社会システムが硬直化してしまっているという。(詳しくは本を読んでほしい。薄い冊子でとても読みやすい。)

高度経済成長期を終え、バブルがはじけると、景気が後退し、会社が社員の面倒を見れなくなりリストラが増え、賃金はカットされ消費が減少し、さらに景気が悪くなるという悪循環がこれまでの25年だった。

しかも、会社が社員の面倒をみるという前提で社会保障が組み立てられているので、会社員以外の生き方が構造的にイレギュラー的である(あるいはそういった幻想が強い)。

皆が正社員になりたがるおかげで過酷な労働条件でも働く人がいるのでブラック企業が蔓延し、労働条件はさらに悪くなっていく。

近年の日本社会はこうあらねば、という意識が強すぎて自分で自分の首を絞めているようにみえる。

皆が頑張って無理すれば無理するほど、ブラック企業は増えていき、消費も落ち込んでいく。

また、富の再分配が行われないため貧富の差が開き、格差社会は加速していく。

さらに、超高齢化社会の到来により税金の負担も増えていく。

これが我々を取り巻く社会の現状であり生き辛さの原因の一部であろう。

個人的な生き辛さ

しかし、私自身としてはそれらの現状が特別生き辛さに結びついているとはあまり考えていない。

古市憲寿「絶望の国の幸福な若者たち」のように、この状況については半ば諦め的な気分で受け入れて、不安の中で日々を楽しむ事を考えている。

というのも、そもそも私は会社員には向いていないので、ひと昔前の日本社会だったら、余計に息苦しさを感じていただろう。

いまは、戦後につくられた従来の日本型社会システムにほころびが見られるため、望むと望まざるにかかわらず、その枠組みから外れてしまうような人は多くなっており、これは私のような人間にとっては逆に追い風ではある。

よく、国内のリベラル派が正社員を増やそうキャンペーンをしているがこれには全く賛同できない。

私自身が非正規の方がやりやすいと感じているからだ。

雇用はもっと流動化し、企業が人を切りやすくする代わりに人が仕事に就きやすくした方が良いと思う。

しかし、まだまだ年齢が高くなると非正規であることに対する風当たりが厳しい状況があるので、そこは改善すべきだとは感じる。

では、私の個人的な生き辛さとはなんなのか。

それは、私が双極性障害である事と関係している。

双極性障害の生き辛さ

私は双極性障害である。

双極性障害とはいわゆる躁うつ病のことである。

自分の意思に関係なく躁期とうつ期がやってくる病気で、心身をコントロールするのが非常に難しい。

症状がひどくなると強制的に仕事ができなくなってしまう。

希死念慮といって発作のように猛烈に死にたくなるという症状もある。

症状が出ると全く眠れなくなったり、逆にうつの時は一日中起き上がれなかったりしてしまう。

そのため、平日は毎日朝早く起きて仕事に行き、夜は夜更かししないで眠るというごく当たり前のリズムを年間通して守ることが非常に困難であり、その事はこの会社社会で生きる上では致命的である。

なので、生き残るすべを模索する必然性が私にはある。

じゃあこれからどうするのか

現実問題として、世の中をどうしていくのかなんて、個人レベルでどうこうできる問題ではない。
個々人が社会問題について考え行動する事は大事だと思うが、個人にできる事なんてたかが知れている。

そう簡単に社会を変えられないのならば我々がしなければいけない事はただひとつ、この現実を生き抜くことだ。

トラウマ、病気、人間関係、障害など生き辛いひとりひとりが抱えている問題は様々だろう。

それでも自殺者数万人の中に自分の名前を連ねないために、われわれは生き残る必要がある。

私にとってはそのための、Bライフだ。

私の関心事はただ一つだけ、いかにして生き残るかである。

これは生き残りをかけた戦いなのだ。

「俺達は、やりたくもない仕事をして必要のない物を買ってる。歴史の間に生まれた俺達には目的も居場所もない。世界大戦も大恐慌もない。だが、おれたちは魂の戦争をする、人生そのものが大恐慌だ。」

映画「ファイトクラブ」より抜粋

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