はじめてのインド旅行~ブッダガヤ編(2015年)

早朝、ムガルサライ駅へ

早朝、まだ暗い中、チャーターしたオートリキシャに乗ってムガルサライ駅に向かう。
宿の青年が友達も駅に行きたいっていうから乗せてってもいい?って聞くので了承する。

途中、宿の青年がチャイをおごってくれた。
しかし、しきりに「眠くなった?」と聞いてくる。
インドでは飲み物に睡眠薬を混ぜて観光客に飲ませて金品を奪う強盗が頻発しているのを知っていたので、もしや、と思ったが友達と二人で笑っているのでこちらをビビらせて楽しんでいるご様子。
駅に着くとチップを要求してきて、渡すとそれじゃ足りないとずうずうしくごねる。
もう十分だろと、言って別れた。

電車でガヤへ、そしてブッダガヤへ

駅では電車が遅れていた。
ホームで待つも、次々と物乞いがやってきてゆっくりしていられない。
お婆ちゃんが強引に私の腕をつかんで、目の前に手のひらを差し出し揺さぶってみせたり、子供が小さな指で私の手を握ってくる。
私はどうしていいかわからずに、困惑する事しかできなかった。
隣に座っていた裕福そうな人が小銭を渡すと彼らは去っていった。
電車のアナウンスがヒンディー語で分からなかったので、彼に話しかけると、娘さんとコルカタに向かう途中だと言い名刺をくれた。
人材紹介の会社を経営しているようだった。
電車は三時間遅れで到着した。
ホームには黒くて大きな牛がいた。よくわからない光景だった。

電車は3時間半ほどでガヤ駅に到着した。

車内で出会った日本人旅行者Tさんと行動を共にすることになった。
駅にいたオーストリア人女性と三人でオートリキシャをシェアし、ブッダガヤの町へ向かった。
ブッダガヤは田舎の町で比較的のんびりとしていた。治安はあまり良さそうではなかったが。
釈迦が悟りを開いた地だけあって外国人旅行者も多く、日本語が話せる人も沢山いた。

ハッピーゲストハウスにチェックイン

ハッピーゲストハウスにチェックインし、荷物を置き、まずはフジヤグリーンレストランで食事をとった。

Tさんは日本人宿と呼ばれる日本人が多く泊まるゲストハウスにいたらしく、そこで出会った多くの人がニューデリーで詐欺にあって騙されているから気をつけた方がいいとアドバイスをくれた。
なかには15万の旅行チケットを買わされた人もいて、シーク教徒(ターバン巻いてひげの生えた人達)の弁護士に助けてもらって一部返金させたという話もあったそうだ。

ブッダガヤ印度山日本寺

食後はTさんとともに印度山日本寺に向かった。
ブッダガヤは仏教の聖地だけあって世界中の仏寺が集結している。
印度山日本寺は宗派を超えた日本代表寺で、座禅体験ができるので有名だという。

だが、この時はたまたま住職が不在だったのでとりあえずみよう見まねで座禅を組んでみた。

スジャータ村へ

続いて、スジャータ村へ向かった。前正覚山(ぜんしょうがくさん)で苦行を終えた釈迦が下りてきて、行き倒れたところをこの村のスジャータさんという娘が乳粥を食べさせたという話が有名だ。

乳粥を食べて元気になった釈迦がその後、菩提樹の下で瞑想し悟りを開いたとされている。

スジャータ村の一部はいまでは仏旗たなびく名所となっているが、その他は普通に人々の生活する田舎の農村である。

大菩提寺へ

最後は釈迦が悟りを開いた場所にある寺院、大菩提寺(マハーボディ寺院)へ向かった。
実はインドは仏教発祥の地であるのにもかかわらず、13世紀ごろ、ヒンドゥー教とイスラム教の影響で仏教は完全に途絶えてしまったという歴史がある。
近年、またインド国内で仏教は再興し、盛り上がりを見せつつあるが、それまでここは、長い間ヒンドゥー教寺院として使われていた。
なぜならヒンドゥー教は仏教を取り込み、ブッダをヴィシュヌ神の化身として信仰するようになったからだ。
ヒンドゥー教の輪廻転生とカースト制を否定し誕生した仏教だが、その後、さらにヒンドゥー教に取り込まれてしまったのは皮肉というか、ヒンドゥー教のしたたかさを感じさせる。
しかし、仏教徒たちの度重なる聖地奪還運動により現在はこの寺院は仏教徒にも開放されている。

大菩提寺に入ると、世界中の仏教徒が禅を組んでおり、とても厳かな空気でありつつも、どこか穏やかな気持ちになれる不思議な時間が流れていた。

マニ車。周りにお経が書いてあり一周回すごとに一回お経を唱えたことになるという裏技的なアイテム。

菩提樹の下でしばらく座禅を組み、寺の構内を日が暮れるまで歩き回った。

みやげ物屋の親父の話

みやげ物屋の親父。日本語が達者でおしゃべり。酔うと、くだを巻く。

その後、Tさんと別れ、ゲストハウスに遊びに来ていた隣のみやげ物屋のおっさんと日本語でしゃべる。
彼はべろべろに酔っぱらっていたのだが、昔ここに麻原が来たことがあると話してくれた。
麻原は真剣に修行していて良い奴だったけど、3回目に来たときは違った。自分が偉いと勘違いして嫌な奴になっていた、と彼は話していた。
大菩提寺にある菩提樹の下には現在、入れないように柵が張られているのだが、これは麻原がここで横たわったからだと言われている(当時は大問題になったらしい)。
思いがけず、興味深い話が聞けて良かった。
明日はニューデリーに帰る。

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